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バージャー病の症状は血管に!原因や治療法は確立している?

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バージャー病という難病があるのをご存じでしょうか?

 

現在バージャー病と戦っている人は国内で約1万人と言われています。

 

かつてクリニックに勤めている時この病気の患者さんが一人おられました。

その人は毎月痛み止めの注射を打ちに来ていらっしゃいました。

 

時々はひと月に数回いらっしゃることがあり、その都度先生にこう言われていました。

「痛いのは分かるが、頻繁に痛み止めを使うのは良くない」

 

それで私はこの病気が強い痛みを引き起こす病気だと知ったのです。

 

今ではもっと麻酔などの痛み止めが発達しています。

なので、医者から注意をされることもないかもしれません。

 

しかし、こうした痛みというものは傍からはなかなか理解ができないもの。

 

あなたの近くの人がもしかしたらこの病気の可能性があります。

その時にその痛みや病気を理解してあげられたら患者さんは気持ちが安らぐのでは・・

 

そういう思いからバージャー病のことを多くの人に知ってもらいたいと思い立ちました。

そこで今回はこの順で解説をしていきます。

  • バージャー病の症状は血管に
  • バージャー病の原因は喫煙?
  • バージャー病の治療法とは?
  • 生活で気をつけること

では詳しく見ていきましょう。

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バージャー病の症状は血管に

バージャー病は血管の病気です。

血管が炎症を起こして血流を悪くしたり、血の塊を作って血流を止めたりします。

これは閉塞性血栓性血管炎(へいそくせいけっせんせいけっかんえん)とも呼ばれます。

 

この病気がやっかいなのは、血管炎が手足の先端で起こりやすいという事です。

手足の先端の血管は細いため血管炎のダメージが強く出てしまいます。

そのダメージの進行は

 

冷感(れいかん)

血行が悪くなるので手足に冷えを感じます

 

しびれ

血行の悪い状態が続くと手足がしびれてきます

 

間欠性跛行(かんけつせいはこう)

足に血液が行かなくなることで長く歩くことができなくなります

休むとまた歩けるので、休み休み歩くことになります

この状態が間欠性跛行です

 

潰瘍(かいよう)

手足に栄養が届かなくなるために潰瘍(ただれ)ができるようになります

 

壊疽(えそ)

症状が進行するとついには手足が腐ってしまい、その場所の切断を余儀なくされます

 

これらの症状の進行にともなって激しい痛みが出てくるわけですね。

しかし、現代では医療が進化しているので、切断に至ることは少なくはなっています。

 

けれどもこの病気はなかなかなくなることはないようです。

それにはこんなわけがあるからです。

 

バージャー病の原因は喫煙?

バージャー病の発症がどういうシステムで起こるのかは実は分かっていません。

そうした理由から指定難病にもなっているのです。

しかし、この病気と関係の深いものはこれまでの経過で分かってきました。

 

それは喫煙です

 

バージャー病患者の特徴は喫煙者か受動喫煙者と言われています。

血管の治療をするにあたって、禁煙をした人の治療成績は上がります。

 

でも治療中にも喫煙をしている人では治療の効果が出ません。

 

また、この病気にかかる人は9割が男性とも言われています。

さらに働き盛りの成人に好発することも知られています。

 

働き盛りの男性とヘビースモーカーは確かに良くある関係とも思えますね。

 

そして、最新の研究では喫煙の他にも影響するものがあると分かってきました。

 

それは歯周病菌の存在です。

 

現代では歯周病菌は血液に入るとさまざまな悪影響を体に及ぼすことが知られています。

歯周病菌の研究でバージャー病の詳しい原因がわかる日が来るかも知れません。

 

しかし、その原因が分かるまでの現代の治療法にはどういったものがあるのでしょうか?

バージャー病の治療法とは?

詳しい原因が分からない病気に対しての治療は後手に対応になります

つまり対症療法が治療の中心という事です。

対処療法とは患者さんの辛い思いや危険ををひとつずつ取り除いていく方法です。

バージャー病の対症療法

 

 

血管に対しては

血液がサラサラになるような薬が処方されます

また、症状により血液が固まりにくくなる薬も合わせて処方されます

 

痛みに対しては

患者さんに合わせた痛み止めの投薬がされます

また、ひどい痛み、何もしなくても痛みの激しい時は

痛みを感じる交感神経を薬でブロックしたり切除する手術が行われます

 

潰瘍に対しては

潰瘍は放っておくと手足の切断につながる症状です

潰瘍がひどい時は、潰瘍の治りをサポートするため高圧酸素療法(こうあつさんそりょうほう)がおこなわれます

これは高濃度の酸素を吸入する治療法です

 

血管に強いダメージがある場合は

これらの療法でも症状が抑えられない場合は以下のような血行再建術もおこなわれます

血管の内側を手術で薄く剥がす血中内膜剥離術(けっちゅうないまくはくりじゅつ)

ダメージの強い血管の代わりを作る血管バイパス術

 

最新医療

患者さん自身の骨髄を再移植する細胞移植療法

血管を作る遺伝子による遺伝子治療

 

しかし、これらの治療には禁煙が第一義に行われなければなりません。

 

先にもお伝えしたように、喫煙したままでは治療は効果が現れないのです。

そして、こうした禁煙と治療を並行すれば、寿命の短い病気ではありません。

 

また、生活習慣に気をつけることで社会生活も十分にできます。

 

その生活習慣というのも難しいものではありません。

気をつけるべきことはこれです。

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生活で気をつけること

バージャー病の症状は手足の血管に血が通わなくなるものです。

そのために手足が冷え、やがて潰瘍や痛みを作るものでした。

 

手足の保温

そこで気をつけることの第一は手足を冷えないようにすることです

寒い季節だけでなく、熱い時期も今は空調が強いこともよくあります

手袋や靴下で保温に努めることが大切です

 

手足の保護

血流が悪いために潰瘍ができやすく、治りにくくなります

靴下などで足の保護、そして清潔に努めます

 

水分の補給

水分が不足すると血液は濃くなり流れにくくなります

こうなると血液は血管の先端に届きません

一日1ℓ程度の水を摂るようにします

暑い時期は特に脱水に注意が必要です

 

適度な運動

歩くことは血流を促す絶好の運動です

間欠性跛行のある場合は痛みが出ない程度に歩きます

 

バランスの良い食事

食事の質で症状も左右されることが分かっています

規則正しくバランスの良い食事を心がけます

 

手足のチェック

一日に一度は手足の観察を行います

皮膚の色、傷、脈の有無をチェックして症状の進行を捕らえます

 

これらは病気のない人にも健康な生活への指標になることばかりですよね。

 

バージャー病の話はこれで終わります。

これでこの病気の理解をしていただけたでしょうか?

まとめをしておきますので復習して下さいね。

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まとめ

指定難病にもなっているバージャー病を分かりやすく解説してきました。

バージャー病の症状

  • 血管に炎症が起こることで手足の血流が悪くなる
  • 手足の冷え、しびれ、潰瘍などでひどい場合は壊死を起こす

バージャー病の原因

  • 詳しい原因は不明だが、喫煙に関係していることは分かっている
  • また、患者の9割が男性で働き盛りの壮年に好発する

バージャー病の治療法

  • 血行を良くする薬の処方
  • 交感神経ブロック術、血管再建術
  • 高圧酸素療法
  • 細胞移植療法
  • 遺伝子治療

生活で気をつけること

  • 禁煙
  • 手足の保温、保護
  • 水分の補給
  • 適度な運動
  • バランスのとれた食事

でした。

これほど医療が進んでもバージャー病で手足を切断する人はまだおられます。

それはまだ根本的な原因が分かってないからかもしれません。

しかし喫煙が特に良くないことは分かっていますから、進行はできるだけ防ぎたいものです。

もし、あなたが喫煙者なら、大勢の人の中でタバコを吸う時は気を付けて下さい。

バージャー病は受動喫煙も危険なのです。

あなたの近くに患者さんがおられるかもしれません。

こうしたちょっとしたことで患者さんの社会生活をあなたも支援して下さいね。

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